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私ね、実は......

第6章 お泊り会



「しっかしよー今日はどうする?時間も中途半端だし」

そんな、正樹の声に時計に目をやると時刻は12時。これからお昼を食べるとなると遠出は厳しくなる。



「そうだね・・・。いくら夏休みでも、遠くに出ようと思ったら早くでないとけいないし」

「うん・・・・。」

皆がうーんと、考え込んでしまった。


「まぁ、とりあえず昼食べてから考えないか?」

「ちょ、春どんだけお腹減っているの?」

半分呆れながら美香が言う。だって腹が減って仕方が無いんだもん!!


「仕方ねぇな。とりあえず、昼食べてからにするか!」


「まぁ、ご飯は適当に食べればいいもんね」

「じゃ、私達作るから♪」

「また後でね?」

















「『また後でね?』ってよ~~~!!!!」


女子軍がリビングへといった後、俺等男子軍は同じ部屋に居座っていた。


「はいはい・・・。そんなに好きなら告白すればいいだろ?」

「だ、だってよ!!」

もし、好きな人がいたら!!なんて、大声で言いながら俺に抱きついてくる。


「・・・・ハァ・・・」

今のコイツに、アユの好きな人はお前だよなんて言ったら、どんな顔するだろう?まぁでも、それはコイツの口から言わないと意味が無いな。



「でも、アユの料理を食べれるなんて久しぶりだな!!」

「俺は、毎日美夏の食ってるけどなー」

「何?!!俺は、毎日に美香をくってる?!!」


「まぁな。何しろ、美香から率先してやってくれるからな!」

「・・・。ヤッテくてるのか・・・」


「はぁっ?!」


「いいよな!!お前はっっ」


それから、正樹は昼ごはんが出来るまで体育座りのまま顔を真っ赤にしていたのだった。




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