私ね、実は......
第7章 お泊り会2 ~アユ&正樹side~
「な、何にも無いっ///!!」
思わず、大声を上げてしまった。心臓がドクドクと音を立てる。
「って、アユ顔真っ赤じゃん?!だ、大丈夫か?!」
慌てて、私の前にやってきておでこに手を当てる。
「あっ////」
「うーーん・・・。熱はねぇみたいだけど・・・」
正樹が、私のおでこに手を当てた瞬間また、心臓がドクンと大きな音を立てた。体全体に、心臓の鼓動が響き渡る。
「///だ、大丈夫からっ!!」
「本当か?じゃ、いいけど」
正樹の手のせいで、心臓が破裂するところだった・・・。
何でだろう・・・。正樹のことは、そりゃ好きだけど今までこんな気持ちになったことはない。
私って、病気・・・?!