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いつまでも、何年経っても切なくて

第8章 誤解

そのノートには...

【彼氏がいるのに知らない男に呼ばれて
フツーついて行くか?マジでバカだし!】

こう書いてあった...


【そう思ったなら止めてくれても良かったのに...
あんなの初めてだったから言われるがままにするしか無かったんだもん...】

そう書いてノートを返した。


再びノートはやってきた。

【初めてのことは言われるがままにするのか?
そのうち知らない男に犯されるぞ】


あ...そっか、私は危ない目に合っていたかもしれないんだ...アドレス教えなくて良かった...


【もう、知らない人にはついて行かない!】


決意表明を書いてノートを返すと、それを読んだ宮本が目線を文字に向けたままフッと笑った。


そしてその日はもうノートは訪れて来なかった。

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