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いつまでも、何年経っても切なくて

第8章 誤解

沈黙のまま、本日最後の授業が始まるチャイムが鳴った。


私達は授業をサボるタイプではない。


ハァ、と響が溜め息をつく。
帰りに話そう、と言って教室へ戻って行った。


私も後を追って響の隣の教室に戻った。


チラリと悠太君の方を見ると両手を自分の顔の前で合わせて声は出さずに「ごめん」と言っている。


情報提供したことを謝っているのだろう...
響が機嫌を損ねるのを承知の上でだ。


私は首を横に振って見せた...


授業が始まると、宮本が何か書いたノートを私の机の上に、ポン、っと置いて寄越した。

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