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私の顔がぶつかったのは宮本の背中だった...


「いってぇ！」っと

ｷﾞﾛﾘと振り返った悪魔。


本日２度目だ...

その呆れた綺麗な瞳を見るのは。


私は自分の痛い鼻を擦りながら

『ご、ごご...ごめんなさい』と頭を下げた。

自分のビビり具合にも呆れてしまう。


そんな私を見て

「お前って鈍感な上にバカでドジで

本当にしょーもねーな」

と言ってケラケラ笑っている。


私そこまで人に言われたことない...

ちょっと凹んでいると...


「そんなお前だから、

俺は付き合いやすいんだけどな」

と悪魔が天使のような笑みを見せた。