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いつまでも、何年経っても切なくて

第12章 積極的な彼

一日乗り放題のパスポートを購入して中へ入ると


悠太君が「じゃ、ここで。」と
帰りの待ち合わせは15時ねー


そう言って雅の手を握り二人は行ってしまった。


きょとんとしている私。
宮本は「じゃ、俺たちも行くか?」


と私の手を握った


まっ、待って!


『手をつなぐのはマズイよ...』


「どうして?彼氏に悪いから?」


『うん...彼氏がいるのに他の人と手をつなぐって

最低な女だよ。』


「お前は最低なんかじゃないよ...


俺が繋ぎたいんだ...


友達としてでいいから繋いでいて?」


懇願される顔に
もう...拒めなかった。

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