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いつまでも、何年経っても切なくて

第12章 積極的な彼

バスから降りて時計を見ると夕方の4時だった。


「晩飯食べるのにはまだ早いよな?」


私は今日、響がいないこともあり、
雅の家にお泊まりすることになっていた。


雅の家に何時に行けばいいんだろう...
そう思っていると


「今日、雅ちゃんは悠太の家に泊まるらしいよ」


え?


『だって私今日』と言いかけた時
宮本の言葉が遮った。


「アイツらの好意を無駄にしたくない。


今日はずっと一緒にいよう...」


どういう意味?


「今...親父が仕事で地方に行ってていないんだ。

だから...俺の家に来いよ。」


私だってそこまで馬鹿じゃない。



『宮本、ごめん。


宮本の家には行けない...』

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