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いつまでも、何年経っても切なくて

第15章 離れていくその日まで

翌朝、響と登校していた
私は覚悟を決めて聞いてみることにした


『ねぇ響...』


「ん?」


『卒業したら家を出るって本当?』


少しの沈黙の後


「あぁ」
と答えた


『やりたいこと見つかったの?』


「やりたいことっつーか...」
まぁそんなもんかな


と濁された


だけど家を出ていくことは否定しなかった


私達は来春


離れてしまう...


後一年も一緒に居られないんだ...

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