いつまでも、何年経っても切なくて
第15章 離れていくその日まで
お父さんが本気でそんな風に
思っていないことなんかわかってる
本当は早く進路が決まって
安心したいに違いない
『ねぇ、働くってどんな感じ?』
「どんな感じって...
こんな感じって簡単に言える程
甘いもんじゃないと思うよ」
『お父さんは?
仕事辛い?
楽しい?』
お父さんはフッと笑う
「莉子の質問はどれも選択肢が少なすぎる
まだまだ経験が足りないな」
甘やかしすぎたかなぁと言いながら首に巻いているタオルで汗を拭く
一呼吸してからあのな、と
「一つの仕事をずっと続けるのもすごいと思うけど
莉子はまだ若いんだから
今のうちに何かアルバイトを経験するのも
進路を決める上で役に立つと思うぞ」
アドバイスを頂いた。
私は早速アルバイト情報誌を購入し
自分が興味のあるバイトの面接を受け
初アルバイト先が決定した
思っていないことなんかわかってる
本当は早く進路が決まって
安心したいに違いない
『ねぇ、働くってどんな感じ?』
「どんな感じって...
こんな感じって簡単に言える程
甘いもんじゃないと思うよ」
『お父さんは?
仕事辛い?
楽しい?』
お父さんはフッと笑う
「莉子の質問はどれも選択肢が少なすぎる
まだまだ経験が足りないな」
甘やかしすぎたかなぁと言いながら首に巻いているタオルで汗を拭く
一呼吸してからあのな、と
「一つの仕事をずっと続けるのもすごいと思うけど
莉子はまだ若いんだから
今のうちに何かアルバイトを経験するのも
進路を決める上で役に立つと思うぞ」
アドバイスを頂いた。
私は早速アルバイト情報誌を購入し
自分が興味のあるバイトの面接を受け
初アルバイト先が決定した