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いつまでも、何年経っても切なくて

第15章 離れていくその日まで

私は初めてのアルバイトにとても満足していた


このまま就職できたらいいなと思っていたが
社員は雇っていなく、全員パートなのだそうだ


両親は莉子がやりたいなら給料が少なくてもいいじゃないかと言うけれど


フルで働いたとしても10万にも満たない
とっても素敵な職場なのにそこだけが残念だ


それでもしばらくはここでお世話になって
いろいろと勉強させてもらおう


そう思ってバイトに励んでいた
ある日のバイト中のことだった。


“ガラガラガラ”

お客様だ!


『いらっしゃいま...』


「よっ、莉子久しぶり」
右手を軽くあげて立っているのは


涼ちゃんだった

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