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いつまでも、何年経っても切なくて

第15章 離れていくその日まで

2月のある日のことだった
いつも通りバイト先に着くと


私はいつもと違う雰囲気に気が付いた
のれんがかかっていないのだ


どうしたんだろ
定休日でも無いのに


従業員入り口から中に入ると
先日のようにおばちゃんたちが集まって話していた


みんなが制服を着ていない
御飯の炊けるいい匂いもしない


一人がこちらに気が付いた
「莉子ちゃん...」


『何かあったのですか?』



「実はね...」と




その聞かされた内容に


愕然とした

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