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いつまでも、何年経っても切なくて

第15章 離れていくその日まで

話の内容はこうだった


責任者であり、あのお店の持ち主でもある
おばちゃんの持病が悪化したそうだ


それで最近顔見なかったんだと今さら思う


結局は店を閉めるという決断に至ったらしい


他のパートさんたちは何とかならないか
ずっと掛け合ってきたらしい


知らなかったのは私だけだった


この時期にアルバイト先が閉店って...


私本当に


ニートになっちゃう


家に帰って両親に話すとさすがに驚いていた
私でさえ自分のことじゃないみたいだもの


こんな日は御飯も喉に通らない
夜も眠れなかった

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