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いつまでも、何年経っても切なくて

第16章 別れの時

次の日の朝、私は目覚ましよりも早く起きた


いつもよりも可愛く見えるワンピースを着て髪をセットした


鏡を見ながら自分に言い聞かせる


『今日は泣かない』




少し早いかなと思いながらも外に出てみると
おじさん、おばさん、涼ちゃん


響が揃って外に出ていた


おばさんが泣いていた...
おばさんと涼ちゃんもここで見送るそうだ


響が涼ちゃんに背中を押されて
私の前に追いやられる


「おはよ」


『おはよ』


お互い笑顔だった

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