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いつまでも、何年経っても切なくて

第17章 今は恋する気分じゃありません

食卓に並べられた料理はそれはそれは見事な物だった


梅と青じそが混ぜ込まれた御飯に
大根おろしが添えられた焼き魚


綺麗な色で形の完璧な卵焼き
私が捨てずに取っておいたクズ野菜のお味噌汁


思わず唾を飲み込んだ


『頂きます!』
と手を合わせて食べ始めた


!!!


美味しい!幸せ!
私は黙々と食べ続けた


「大根おろしは二日酔いに効くからちゃんと食えよ」


小野寺補佐も自分で作った御飯を美味しそうに食べている


二日酔いのこと気にして作ってくれたんだ

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