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いつまでも、何年経っても切なくて

第18章 上司から恋人へ

一緒にいる時間はとても楽しかった
話を聞いているだけで勉強にもなるし


涼ちゃんと一緒にいるような感覚だった


私が食器を洗っているうちにいつの間にかソファーで眠っている上司


『小野寺補佐、代行呼びましょうか。』


......返事がない


もう少し寝かせてあげよう
そう思っていたら



二人でまた朝を迎えてしまった


私はセットした目覚ましではなく
上司が作る卵焼きのいい匂いで目が覚めた


『おはようございます』

「おはよう」

『昨日寝る前に一応声かけたんですけど起きなかったので』

「あぁ、悪かったな、飯食ったら早目にここを出るよ」

『はい』


私は今日こそは卵焼きを取られないように上司が並べてくれた位置よりも自分側に寄せて食べた


小野寺補佐はそんな私を呆れたように
笑って見ていた

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