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いつまでも、何年経っても切なくて

第20章 悲しい嘘のはじまり

蓋をしていた想いが溢れそうだった


響、今までどうして連絡くれなかったの?


今までどこに居たの?


何してたの?



元気で居たの?



そんな気持ちを無理矢理抑え込んで




『おかえりなさい』


それだけ言って
笑って返事をした


響がこの会社の近くに引っ越してきたこと
勤め先も近くに決まってること


今日は莉子をびっくりさせてやりたくて俺が呼んだんだ、と涼ちゃんが話した





びっくりさせすぎだよ...


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