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いつまでも、何年経っても切なくて

第20章 悲しい嘘のはじまり

今度遥も誘って4人で飯行こう
と涼ちゃんは言った


涼ちゃんが話している時響の視線は厨房の方に向けられていて達ちゃんを見ているような気がしたけど



気のせいだよね...




涼ちゃんも私も仕事中だったから
『そろそろ私...』と言いかけた時



「莉子、またな」



響が言った




二人が離ればなれになる時に聞きたかった言葉


またな、を聞いて


私は純粋に嬉しかった



『またね』と私も言って
仕事に戻った

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