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いつまでも、何年経っても切なくて

第3章 初めての...

涼ちゃんは遥さんを送って行った。


「響君、莉子ちゃん、またね。」


遥さんが綺麗な笑顔を見せた。


まだ、引っ越しまで日にちがあるから今度、4人で遊びましょ、って。


はい、と返事をして二人を見送った。


ぼーっとしていると、響が私に声をかけた。
「そろそろ中に入ろうぜ」母さんたちが待ってるから、と。


次はそれぞれ家族での卒業パーティーだ。


遥さんの家は案外近いらしく、涼ちゃんもすぐに戻って来るそうだ。


「遥も一緒にって誘ったのに、家族水入らずでって断られた」ってさっき涼ちゃんが言ってたっけ。

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