テキストサイズ

いつまでも、何年経っても切なくて

第21章 信じてる

響と達ちゃんはしばらく睨み合い




先に動いたのは達ちゃんだった


ゆっくり私達の方へ


響の正面へ



立った




達ちゃんは一呼吸した後



「莉子の彼氏の

小野寺 達也といいます


初めまして...



あっ、いや


初めましてじゃないかな
俺たちの職場でも見かけたし


その前にも...



莉子のアパートに来てましたよね?」



達ちゃん...





気付いてたの?



達ちゃんは更に話し続ける




「君さぁ、
俺たちの邪魔しないでくれる?


昔は付き合ってたかもしんないけど



今は


ただの






幼なじみなんだからさ」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ