いつまでも、何年経っても切なくて
第22章 本当の気持ち
私は月曜日いつものように仕事をしていた
ふと気付くと涼ちゃんが手招きしていたので駆け寄った
「莉子、休憩何時から?」
『あと...15分くらいで入れるかな...』
「10分くらい話せるか?」
『...うん』
------
---
私は屋上に来ていた
「悪いな、呼び出して」
『ううん...』
「響、昨日電話に出なかったろ?」
『...うん』
「響の勤めている施設で一人亡くなった方がいて
昨日からバタバタしてるらしい」
『そうだったんだ...』
「急に響の携帯番号教えてほしいなんて
びっくりしたよ」
.........
「で?どうなんだ?
莉子の気持ちは決まったのか?」
...私の気持ち?
「せっかく莉子、生き生きと仕事してたのに
響と再会した途端に
またもろくなりやがって
俺から見れば莉子は
すんげー分かりやすいんだけどな
俺には莉子が自分が傷つかないように本当の気持ちを隠しているようにしか見えないんだけど
そんな生き方の方が、
苦しくないか?
本当の気持ちを隠すってことは
自分も傷付くけど
本当のことを言ってもらえない人は
もっと傷付くってこと
忘れるなよ
とにかくもっと自分を
大事にしろ」
ふと気付くと涼ちゃんが手招きしていたので駆け寄った
「莉子、休憩何時から?」
『あと...15分くらいで入れるかな...』
「10分くらい話せるか?」
『...うん』
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私は屋上に来ていた
「悪いな、呼び出して」
『ううん...』
「響、昨日電話に出なかったろ?」
『...うん』
「響の勤めている施設で一人亡くなった方がいて
昨日からバタバタしてるらしい」
『そうだったんだ...』
「急に響の携帯番号教えてほしいなんて
びっくりしたよ」
.........
「で?どうなんだ?
莉子の気持ちは決まったのか?」
...私の気持ち?
「せっかく莉子、生き生きと仕事してたのに
響と再会した途端に
またもろくなりやがって
俺から見れば莉子は
すんげー分かりやすいんだけどな
俺には莉子が自分が傷つかないように本当の気持ちを隠しているようにしか見えないんだけど
そんな生き方の方が、
苦しくないか?
本当の気持ちを隠すってことは
自分も傷付くけど
本当のことを言ってもらえない人は
もっと傷付くってこと
忘れるなよ
とにかくもっと自分を
大事にしろ」