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いつまでも、何年経っても切なくて

第1章 憧れてた人

目に焼きついて離れない二人の姿。


遥さんはふわふわ揺れる長い髪で、
とても綺麗な人で、とても優しそうな人だった。


そして涼ちゃんは遥さんに私たちのことを、弟の響、お隣さんの莉子(りこ)、と紹介した。


............


気づけば自分のベッドに座って私は泣いていた。
私の初恋。
実らなかった恋。
初めての失恋。


こんなに涙って出るんだ...。
想像以上に苦しい...かも...?


大好きだったんだよ。


涼ちゃん...。

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