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いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

入学式が終わり、私と響と雅と悠太君の4人はファーストフード店でお昼を食べていた。


みんなで楽しく過ごしていると
「私達、バイトしようと思ってるんだー」と雅が言い出した。


『なんのバイトするの?』と聞くと、まだ決めてないけど週3回くらいにしようかって悠太と話してたんだよね、二人で行きたいところも沢山あるし、と。


いいな...私も何でもいいからやりたいこと見つからないかな...


「莉子は料理部でも入ったらいいじゃん、あんた料理得意なんだから」と雅は言う。


それに反応した響が、「それは却下、俺が莉子と一緒に帰れなくなるだろ?」と。


そんなに一緒がいいならお前も莉子ちゃんと一緒に料理部入れよ、と悠太君に突っ込まれると、


俺は早く帰って莉子とイチャイチャしたいんだよ、と悠太君の両肩を掴みゆさゆさ揺さぶったからみんなで笑った。


確かに私の趣味特技、って料理くらいかも...小さい頃からお母さんの隣で料理を教わってたから。


でも料理は家で自分のペースでやるのが楽しいと思う。


あぁ、高校生になった私...


まず何を頑張ろう...

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