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いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

4月も終わりに近づいてクラスにも馴染んできたある日、私は初めて学校帰りに華ちゃんと遊ぶことになった。


響に伝えると帰る時メールしてね、と言われ『わかった』と答えた。


華ちゃんとカラオケに着いて部屋に入ると華ちゃんの携帯が鳴り出した。


華ちゃんが電話に出ると、「もしもし華だよー、どしたの?」今、莉子ちゃんとカラオケに来たんだよねー、と言った。


私の知っている子かな?そう思っていると、華ちゃんが私を見て、「クラスの子、何人か来てもいい?」と聞かれた。


華ちゃんは誰とでもすぐに仲良くなってしまう。私もみんなともっと仲良くなりたいし、いいよ、と答えた。


華ちゃんと歌の合間に女子トークを楽しんでいると、ガチャッとドアが開いた。

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