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いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

そこに入ってきたのは...男の子二人だった。
確かに同じクラスだけど女の子が来ると思ってたからちょっとビックリ。


一人はあまり話したことのなかった、確か...佐々木君。眼鏡をかけて真面目そうな印象。


もう一人は、私の左隣の席の宮本君。
宮本君とは毎日挨拶するし、少しは会話もするようになっていた。


...でも深入りは禁物だ。


教室の右後ろの席には悠太君という情報提供者がいる。


響に何をどこまで報告しているのだろうか...


それにしても華ちゃん、男女問わず友達が沢山いて凄いな、そう思っていると、


「この三人は同じ中学だったんだ」、と宮本君が言った。

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