テキストサイズ

いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

お前ら新入生の中で一番の美男美女カップルだって言われてんの知らないのか?見た目通り鈍いんだな、と。


宮本君ってこんなズケズケ言う人だったのー?
イケメンで優しそうっていうイメージが音をたてて崩れていく...


「許してやってね、莉子ちゃん。」宮本は正直者で嘘がつけない奴だから、と華ちゃんがフォローにならないフォローをする。


ということは華ちゃんも私のことを鈍いって思ってたってこと?なんか、ショックだなぁ...


そんなことを思いながらもその後はいろんな話をして楽しんだ。そしてみんなのことが少しずつわかってきた。


華ちゃんは、前に母子家庭だって教えてくれたけど元気な頼れる女の子って感じだ。


佐々木君はまだ第一印象と変わらず...
だけど...これは女の勘だけど、佐々木君は華ちゃんのこと好きなのかな?


...さっき鈍いって面と向かって言われた私が言っても説得力無いか...


そして宮本君。
なんだかんだ言ってもいい奴のような気がする。


さっきから毒は吐くけど間違ったことは言ってない。だから華ちゃんとも気が合うのだろう。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ