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いつまでも、何年経っても切なくて

第5章 高校生

お母さんは持っていた箸を置いた。
私はその空気に姿勢を正した。


「ねぇ莉子?難しく考えないで高校生を楽しみなさい?


楽しんで友達を大事にして、今しか学べないことをしっかり学びなさい。


当たり前の時間も当たり前に思わず、一つ一つを大事に生きていたら自ずとやりたいことが出てくるんじゃないかしら?


悩んでいてもわかるもんじゃないのよ、わかる?


毎日愚痴らず目の前のことを一生懸命頑張っていれば、ある日突然やりたいことがきっと見つかるはずよ」

......


心に染みた...


お母さん、ありがとう...。

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