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いつまでも、何年経っても切なくて

第6章 守れなかった約束

部屋へ戻り鞄から携帯を取り出すと、ランプが点滅していた。


開いてみると、華ちゃんからメールが1件、“今日は楽しかった♪またみんなで遊ぼう!”って入っていた。


返事を返したかったが返せなかった...何故なら響からメールが10件以上入っていたからだ。


忘れていた...帰る時にメールしてって言われてたんだ...


「まだ帰って来ないの?」
「迎えに行くから電話して」
「今どこで何してるの?」


メールを全部読み終えて響の部屋を見た。電気はついてる。怒ってるかな?どうしよう...でもまず謝らないと。


私は響の部屋に乗り込むことにした。

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