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いつまでも、何年経っても切なくて

第6章 守れなかった約束

響の部屋の窓をコンコンっとノックして開けた。
テレビはついてるのに響はいない。


お風呂かなぁと思いながら、勝手に中へ入ると、急にドアが開いた。


『ひ、響...』そこには響が立っていた。


「莉子...どこ行ってたんだよ、メールしろって言ったろ?」やっぱり怒ってる。ヤバイ...


『ごめんね、メールするの忘れちゃって...』


「帰り道で何かあったかと思うだろ?心配させやがって」と私を抱き締めた。


もう一度本当にごめんね、と謝ると「あーもぅ、心配しすぎて疲れたぁー」と言いながら、私をベッドの上に押し倒した。

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