テキストサイズ

いつまでも、何年経っても切なくて

第2章 大切な人

学校に着き、教室に入ると私たちの親友が二人で仲良さそうに話していた。


『おはよう雅(みやび)、悠太君』


「「おはよー」」


二人とは中学に入ってから仲良くなり、私たちはよく4人で遊んでいる。


雅と悠太君は両想いだ。
雅は私に、悠太君は響に恋の相談というものをしている。


私たちはそれを知っていて、本人たちには教えない。


意地悪ではない。


ほっといてもいずれくっつくだろ、って響が言うから私もドキドキしながら見守っている。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ