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いつまでも、何年経っても切なくて

第7章 二人の想い出

目が覚めると窓の外が少し明るくなりかけていた
いつの間にか眠ってしまったんだ...


昨夜は何度も何度もイかされて響も4回までイったのは覚えてるけど、それ以上は覚えていない...


付き合い始めてから初めて響のベッドの中で一緒に朝を迎えた。


響は私に巻き付いてグッスリ眠っている。今日は一日響とデート。だけどこのままここにいる訳には行かない。


部屋に戻らなきゃ。そう思って響の腕の中をそっと抜け出して部屋に帰った。


シャワーを浴びてリビングに行くと、お母さんが朝食の支度をしていた。いい匂い...


『おはよう、お母さん』
「おはよう、莉子」


『お母さん、今日響と一緒に出掛けるからお弁当作って行こうと思ってるの、冷蔵庫に入ってる物適当に使っていい?』


「いいわよ」何か手伝うことがあったら言ってねと言ってくれた。


響と付き合っていることは言っていない。昔から二人で出掛けていたからお父さんもお母さんも何も言わない。


だけど、鋭い二人のことだから気づいていて何も言ってこないんだと思う。

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