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そんな物語

第3章 嫁さん

嫁さんが
鍵をもって

みんなで
エレベーターにのり

同じ階で降りて



それから
キーに書いてある
部屋番号を探しながら
3人で
廊下を歩く


なんとも
楽しげな嫁さんが


なんや


かわいい






「あっここ!」



と、俺の一人部屋を
見つけて

キーを
俺に渡した



「なんや、やっぱり

俺、ひとりやんけ」



って言うと




両手を
目の前に合わせて




「ごめんね?」



って


嫁さんが言う





なんや

えぇ歳やのに

かわいいなぁ・・


と思ってしまった瞬間





嫁さんを

幸せそうな目で

見つめるマサが



目に入った








あかん



俺、何考えとんねん







「ほな、食事の時間なったら

部屋、行くわ」





それから俺は

逃げるように

一人部屋に入った











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