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そんな物語

第3章 嫁さん

「タケイさん

ありがとうございました

ほんと
すみません」



小さな声が
更に


やばい。




「えぇよえぇよ

俺こそ
急に悪かったなぁ

寝てたやろ?


電話してから
来るつもりやってんけど

俺、電話番号
知らんかって・・


なんか
あったらあれやから


番号

聞いといても
えぇかなぁ・・」






「あっ

そうですね!


私の番号は・・」






明日帰るんや

なんか
あるわけなんかない




そんでも





聞いときたかったんや





「よっしゃ

ありがとう

マサの・・嫁さんっと・」




そう俺が
登録してたら




「嫁さんって(笑)」



クスクスと
嫁さんが
笑った




「なんて
呼んだらえぇか

分からんで(笑)」




「そうですね(笑)」




「やっぱ

嫁さんでえぇわ」





「はい(笑)」







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