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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

 愛奈が押し黙ったのを見、男は更に続けた。
「更にそれを言うなら、この世の中には今、あんたのものだと言える所有物は何一つないとも言える。あんたのその身体さえもね」
 そこで、愛奈はじっとりとした視線が自分の身体に這うのを感じた。
「なあ、お嬢さん、俺たちだって鬼でも蛇でもねえ。父親が首吊って行き場がなくなった哀れな小娘に億のつく金を返せないことくらいはよく判ってるさ。だから、お前にはお前にできることをやってくれれば良いんだ」

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