テキストサイズ

監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第4章 Confusion(混乱)

「これ、僕からのお別れの記念品。本当なら女の子の歓びそうなものを用意できれば良かったのに、使い古しでごめん。僕がいつも使っていたシャーペンなんだ」
 ありがとう、と、愛奈は言おうとして言葉にならなかった。涙が溢れきて、上手く喋れなかった。
「―」
 反町君も何も言わなかった。彼が自転車を停める。黙って愛奈を引き寄せ、腕に抱いてくれた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ