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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第5章  Prisoner(囚われる)

 結局、愛奈は泣き叫びながら拓人に連れ去られてしまった。ミャー、ニャーとエメがしきりに啼いている。小さな子猫だけが拓人に抱えて連れ去られようとする愛奈を助けるつもりなのか、果敢に拓人の足許に寄っていたけれど―。黒服のボディガードにその度に邪険に追い払われてしまった。
 拓人に担がれた愛奈の耳にエメの哀しげな啼き声が遠く聞こえた。

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