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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 早速手を伸ばしてきた彼を、愛奈はつい無意識の中に押しのけようとしてしまった。
「何だ? 俺を拒むのか」
 拓人の声が一段低くなった。ハッと我に返ったときはもう遅かった。
「ごめんなさい、頭が痛くて」
 せめて今日だけは勘弁して欲しい。そんな想いを言外に込めて拓人を見つめる。しかし、拓人の整いすぎるほど整った顔がさっと蒼褪めた。

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