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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第2章 Sudduness(運命の狂った日)

僕の言うことが信用できないというのなら、これからすぐに付いてくれば良い。会社の経理担当が今日中には全額耳を揃えて君たちに望み通りの金を進呈するだろう」
 拓人が差し出した名刺には〝アークコーポレーション 代表取締役 平城(ひらき)拓人〟と書いてあった。
「アークコーポレションの社長」
 小男がこれまで以上に惚(ほう)けたような顔で拓人を見、更に傍らの愛奈を見た。拓人は男の不躾な視線から隠すように、さっと自分の上着を脱いで愛奈に羽織らせた。

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