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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第1章 Prologue(囚われた小鳥)

 だが、少女はけして彼に愛を返してはくれない。数日前に初めて純潔を失ったときに泣き叫んだ彼女とは別人のように、時折、堪えがたい艶めかしい吐息を洩らす。それが彼の女体を知り尽くした巧みな愛撫の成果によるものだと彼は誰よりも知っていた。
 強情な彼女はそれでも彼の愛撫に感じている自分を認めまいと唇を噛みしめ、寝乱れたシーツの端をしっかりと握って声を洩らすまいと健気な努力をしているのだ。

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