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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 あの時、彼はデザートローズを買ってきてくれるつもりだったのだろうか。
 それなのに、自分は頑なに彼に背を向けた。
 それに、彼が出ていった後、自分は何を考えただろう。
―あんな男、この世からいなくなってしまえば良い。
 よりにもよって、そんな想いを抱いたはずだ。
 ああ、私のせいだ。私がいなくなっちゃえば良いなんて思ったから、拓人さんがこんなことに。

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