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監禁愛~奪われた純潔と囚われの花嫁~

第6章 Waking(めざめ)

 多分、女として彼に抱かれて、理不尽に自分を奪い尽くそうとする彼を憎む心と、裏腹に彼を慕う心が同時に芽生えてしまったのだろう。それとも、幼いときからのほのかな憧れがいつしか彼を一人の男性として恋する女心に変わったのだろうか? 自分でも気づかなかった真実が彼に抱かれたことで、はっきりと自覚した?
 いいや、そんな彼を好きになった理由なんて、今はもうどうでも良い。ただ、あの男が生きてくれてさえいれば。

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