テキストサイズ

地雷女。

第1章 馬鹿者





差し出された、菓子をボリボリ食べていると


「で?」


「ん?」


「で、だから、
女作って別れたんでしょ。確かあんたら、婚約してなかったけ?」



何だかんだ言って結局、聞きたいんじゃん。始めから素直に聞いてよ。
まっ、聞いてくれるからいいか。

毎回、毎回聞いてくれるのはコイツだけだからね。
まぁ、彼女と別れたときはアタシも聞いてあげたけどね。

こうやって、
黙って聞いてくれているときはいい奴なんだけどね。
顔も可愛いし。って、男じゃん。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ