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地雷女。

第15章 ニューハーフ





「アツツ、本当は嬉しいんでしょ。」

「んな訳ないだろ、女の格好するんだぜ、しかもこのヒール! あぶねぇよ。」

「でも、何だか楽しそうだよ。」

「そうない経験だから楽しまないと損だろ、ただそれだけだよ。」

「ふふふっ!」

「何笑ってんだよ!
早くメイクしろよ!」

「わかった、わかった!」


ったく、照れ屋なんだから。

アツツだって祝福されているの嬉しいくせに。

アツツの顔に化粧水をつけては、乳液を馴染ませているとプルプルでつけているアタシが気持ちいいよ。って、アタシより肌綺麗だよね?

一瞬、アツツに嫉妬してしまった。




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