地雷女。
第3章 保護者
落ち着こう。
とにかくお互い落ち着こう。
一先ず俺は息を整えた。
「落ち着け。
一体何があった?
あの電話は一体、どんな話しをしてたんだ?」
またモジモジを始めたので、
「お前のその態度が俺の神経を逆撫でるんだよ!早く言えよ。」
「……わかった。」
「で、何?」
「実は、今住んでいる家、前の彼が家賃半分払っている筈だったんだけど、3か月使い込んで滞納してた。」
「で、俺の家に住むってか?」
「いっ……一週間でいいんで…、お願いしますっ!」
俺は唖然とした上にため息が出たが、何故かホッとした。
何故なら、ヤミ金じゃなくてよかったと思ったからだ。