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~Ring~

第3章 ~信頼~




毎週土曜日はクラブで会う約束までした。





会うたびにまさは優しくなった





その優しさに甘えるだけでなく、もっとほしいと欲張りになっている自分に気づいた。




土曜日が待ち遠しくて平日に一人で色んなクラブを点々としていたこともあった





頭の中はまさを中心に回っていた




もう誰にも止める事が出来ないことに自分では気づいていなかった





ただまさに会える日を楽しみにしていた



幼い頃、遊園地が楽しみで眠れなかったあの頃と同じ感覚


楽しみで楽しみで



気持ちだけが先走っていた







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