ももいろタイム【完】
第14章 俺の彼女
梓を見ると、更に顔が真っ赤になっている。
「梓?聞いてるか?梓が好きだよ」
「優………」
「梓、俺じゃダメか?3才も年下だしな」
「歳なんて関係ないよ。いつも優に守ってもらって………あたしの方が年下みたいだし」
そこは敢えて否定はしない………
「それに、あたしも優が好き!」
俺は梓の手を掴んで引っ張り、抱き締めた。
「きゃ………!」
「梓。俺、めちゃくちゃ嬉しい!」
チュッ!
「す、優!」
「ふ、俺達のファーストキスだ」
「もう!」
真っ赤な顔を俺の胸で隠す梓、可愛い過ぎる。
「梓、こっち向いて。もう一回キスしたい」
フルフルと首を振る梓。
「やだ。恥ずかしい………」
「梓、俺の彼女だって実感したいんだ。こっち向いて」
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