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ももいろタイム【完】

第5章 私が恋した人



「愛結ちゃん。前も話したけど、私は君の親と同じくらい年離れてる。愛結ちゃんに合う人を見つけた方がいい」

「昌樹さん。それは答えじゃないです。昌樹さんは、私のこと娘にしか見えませんか?」


暫く黙っていた昌樹さん。
溜め息のように、息を出した。


「愛結ちゃん、君は可愛いよ。私は年甲斐もなく、君に会うのを喜んでいた」

「昌樹さん?」

「愛結ちゃんが好きだよ」

「昌樹さん!」

私は昌樹さんに抱きついた。昌樹さんも腕を回して抱き締めてくれた。



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