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Take me

第10章 10




家の前に着き、鍵を鞄から探す。


扉を開いた途端に携帯が鳴った



「紘夢」という文字に、胸が騒ぐ。




「もしもし紘夢?どうした?!」


「あ、瑛士?あのさ、前に屋上に連れて行ってくれたじゃん。あの時聞こうと思ってたんだけど、なんで屋上の鍵なんて持ってるの?」


紘夢…?

様子が変だ。



「先輩に、貰ったから」
「そうなんだ。…それじゃあね…」
「待てよ!言いたい事そんなんじゃないだろ!どうしたんだよ?!何かあったのか?!」



「瑛士………














助けて………」






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