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Take me

第13章 13



貴方の為に諦めようと、


でもそうさせてくれないのも貴方。



「お兄ちゃん…どうしたの」

「ひーくん、おはよ!」


朝早くからベルが鳴ったと思えば、訪問者はお兄ちゃん。


「…紘夢ー?」
「瑛士、お兄ちゃんが来て…」

瑛士はまだ寝ていたのに、俺の話し声を聞いてか起きて来た。

「瑛士くんおはよう!」
「あ、おはよ…ございます…」


だよね。
俺もびっくりしたもん。



「お邪魔しまーす!」


何も言ってないのに、勝手にズカズカと上がり込んで来るお兄ちゃん。



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