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やっと出来上がった…多分グラタン。
見た目は本当に美味しそうで、どこのお店にも負けない自信がある。


「瑛士！見て！すごくね！」
「おー！紘夢すげえな！うまそう」


俺のグラタンのクオリティに瑛士も驚いているみたいだ。


「それじゃ、いただきまーす！」
「どうぞ」



「どう！？どうどう！？」

俺は無言で食べる瑛士に、詰め寄るように感想を求める。


「んー…なんか足りない？」
「え…」


やっぱりそうか…
いくらレシピを見たと言っても、実際上手くいくかどうかなんて作る奴次第だよな。


俺も一口食べてみる。

「…足りない。」
「だろ？でも見た目はどこの店より美味そうに見える！それで良しとしよう。うん。」


瑛士、同じこと考えてたみたいだね。
しかも全然フォローになってないよ…