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Take me

第16章 16


家の扉を開けて外へ一歩出れば、瑛士の姿。


「紘夢…?」

泣いてる俺を心配してる顏



なんだか俺を可哀想だと、そう思われているようで今はとても嫌な気分になる。



それから俺は走って走って、瑛士の家に帰っていた。





そして玄関に入った途端、大声で泣いたんだ。





俺の背中に瑛士が立ってる。
振り向かなくても感じる瑛士の熱。





もう俺には、この人しかいない。




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